ボンは、近所にいるノラ猫たちのボスでした
たぶん3歳くらいの頃、近所をガリガリに痩せている姿で歩いているところを見かけたのが初まりでした。
死にそうなくらいにガリガリだったので、死ぬ前にお腹いっぱいにさせてあげたいと思って、モコのご飯をあげたんです。
はじめましてだったのに、最初から身体を触っても怒らない子でした。
たぶん成猫になってから捨てられたんでしょうね。かわいそうに・・
でも、この子生命力が強くて、その日から毎日ご飯をもらいに来るようになったんですよね。
↓これ、外飼い時代のボンです。

なので、玄関外の屋根があるところに段ボールで家を作って、毛布とかタオルを敷き詰めて外飼いを始めました。
そのうちみるみる太って、毛並みもツヤツヤで元気になっていきました。
モコもあんこもお顔がかわいいんですが、ボンはブサカワってやつですね。
私のだいすきなお顔です。
顔にケガをしていました
外飼いを初めて3か月くらい経った頃、数日間帰ってこない日がありました。
心配していましたが、4日くらい経った頃、朝から外に出たらいました。
でも「ぼくちゃん!(当時そう呼んでました)」と声をかけてもこっちを向かないんですよね。
近くに行ってみたら、左の耳の下から血をダラダラと流していました。
たぶんケンカをしたんだと思います。
その日は私がお休みだったので、動物病院に連れて行って治療をしてもらいました。
ボス猫って、逃げないからケンカをすると、下半身ではなく顔をケガするらしいです。
その日はとても寒い日だったので、モコのことも考えましたが、思い切って家猫にすることに決めました。
家猫になってから
ケガをした翌々日には、去勢手術をしました。
息子の部屋に3段ケージを置いて、慣れるまではそこで暮らしてもらうことにしました。
一段目にトイレ、二段目にご飯とお水、三段目にベッドを置きました。
ノラ猫だったし、マーキングがひどいんじゃないかと覚悟していたんです。
でも、ボンは本当に賢くて、初日から全部を上手に使いこなしていましたし、最初から今までマーキングもトイレの失敗もゼロです。
でも、夜鳴きはありましたね。
夜になると外に出たがって鳴いてました。
2ヶ月くらいかけて、モコとも少しずつ距離を縮めていって、何とか共存できるようになってから家の中を散策できるようにしました。
文章に書くと簡単ですが、二匹を慣れさせるのは時間もかかったし、まぁまぁ大変でした。
モコも1歳の雄猫、ボンも3歳の雄猫だったのですごいケンカをするんじゃないかと心配しましたが、ボンの迫力がすごすぎてボスの座はすんなり明け渡したみたいでした。


おまけに、私のことが大好きすぎて、ずっと家の中をついて回るし、寝る時は必ず一緒です。
モコが私に絡んでいるのを見ると、すごい勢いで威嚇して、しつこく追い掛け回します。
なので、モコは私が触ろうとすると、ボンに怒られるのがイヤで、私に『さわるな!』と言って怒ります。
今のボン
その数年後に三匹目のあんこが来た時には、見事に噛み癖を直してくれたし、猫社会とはということも人間との上手な付き合い方もしっかり教えてくれたので、とても助かりました。
一番元気な時には、6.5キロくらいまであって、筋肉もモリモリで、いかついおじさん猫でした。

今はすっかり瘦せてしまって(4.5キロくらい)、腎臓病のお薬を飲んでて、階段を上るのもゆっくりゆっくりだし、すぐつまづいてコケるし、大きな段差は踏み台がないと登れないし、固いものは食べられないし・・
人間のおじいちゃんと同じですね。
でも、おじいちゃんになっても、ボンはうちのボスなので、モコもあんこも逆らいません。
モコは、今も筋肉モリモリで6キロくらいあるから、ケンカをしたら絶対ボンに勝てるんですが逆らいません。
寒さ対策
去年の冬からはすごーく寒がりになったので、猫用のコタツを買ったり色々と試しました。
こたつには入ってくれなかったんですが、フカフカのお洋服を気に入ってくれてずっと着ていました。
フカフカのお洋服は4着持っています。

もちろん、寒い日とかお昼寝をするときには【ゆたぽん】も準備して、毛布の中に入れてあげてます。
これは、娘が買ってくれた夏服を全員に着せたところです。
モコ(赤い首輪)にはピチピチすぎますよね笑

病気と上手に付き合いながら、みんなで仲良く、一日でも長く幸せに暮らしてほしいです。



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