愛護センター
東京の学校に通っていた娘から「熊本の愛護センターが猫でいっぱいになっているらしいから見に行ったら?」
と言われて、息子と軽い気持ちで行ってみました。
行ったらダメですよね。
猫好きなんだから、引き取りたくなるに決まってます(;・∀・)
で、引き取ったのがあんこです。
ちなみに、見るだけねと言いながら行ったのに、念のためと言いながら持ち運びできるケージも持参していました( ´艸`)
その時の名前は『フォールくん』でした。

前も書きましたが、大きなケージにあんこ一匹だけポツンと入っていて、すごくかわいいお顔をしていました。
隣のケージには、似たような柄の子たちが6匹ほどギューギューで入っていたのに、なんでかな?とは思いましたがそこまで深く考えませんでした。
たぶん、空気が読めない子だったので、他の子と一緒にするとダメだったんだろうなと今となって思います。
愛護センターから引き取るときは、結構手続きが大変なんですね。
「私が面倒を見れなくなったときは、誰が代わりに面倒見てくれるか?」みたいな質問もありました。
引き取った初日のこと
おじさん猫二匹がいますので、初日は慣らすために三段ケージをリビングにおいてそこに入ってもらいました。
翌日には健康診断とワクチンのために動物病院に行ったんですが、コクシジウムと真菌に感染していました(´;ω;`)
どちらも猫同士感染してしまうので、三段ケージを息子の部屋に移動して隔離生活が始まります。
コクシジウムってしつこいですよね。
全部落ちてしまうまですごく時間がかかりました。
隔離中、息子の部屋にあんこに会いに行くんですが、一度も寝顔を見たことがありませんでした。
人がいると寝ない子だったんです。

病院にも相談したんですが、健康体なのでみてないところで寝てるんだろうから大丈夫と言われていましたが、子猫なのに寝ないのはとても心配でした。
おまけに、おしっこやうんちの前にはトイレの砂に潜ります。
それもとても激しく潜ります。
小さいころは本当に色々と心配が尽きない子でした。
家の中をフリーにしました
もーはしゃいではしゃいで大変でした。

弾丸のように家中を走り回って、人の手足は噛むし、おじさん猫たちにぶつかり稽古に行くし、それはそれは暴れん坊です。
ここで、ボンが活躍するんですね。
ノラ猫のボスの経験があるからか、子猫の扱いがとても上手でした。

毛づくろいをしてあげたり、どこに行くにも心配してついていったり、すごくかわいがってくれました。

そして、シッポで遊んであげるのはもちろん、あんまりにも強く噛んだりして調子に乗っていると、ケガをしない程度に噛み返したり、殴ったりしていました(・。・;
殴るんですよ。
ボンは若いころは腕の筋肉がプロレスラーみたにムキムキだったので、ちょっとだけ叩いてるつもりなんでしょうが、バーンと音がしてあんこは吹き飛んでました笑

これで、見事に噛み癖は治りましたし、おりこうさんに育ってくれました。
3年後のこと

順調に育っていたんですが、3年くらい経った頃から、トイレを使わなくなったんです。
うんちはその辺にするようになって、おしっこも冷蔵庫の上でするようになってしまいました。
どうにかしなきゃと思って病院には4件くらい通ったし、トイレも砂も何種類も試しましたが、改善しませんでした。
最後に行った病院で、内科的なものではなく、トイレをしているときに何か怖いことがあって使えなくなったんでしょうと言われ、抗不安薬を飲み始めました。
そうしたところ、次の日からちょっと治まったんです。
今は、おしっこはテレビ台にかけているペットシーツでするし、うんちはリビングに置いている三段ケージの一番下にペットシーツを敷いてそこでしています。
たまにトイレも使えるようになりました。
極まれに、マーキングのようなことをしたりしますが、前に比べればマシなので頑張ってお掃除をしています。

↑このお顔は、怒られた後の悪い顔です
相変わらず末っ子気質で甘えん坊だし、もう中年になるのに、お顔は赤ちゃんみたいにかわいいし、得な性格の子だなと思っています。



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