8050問題|父親を理由に働けない長男さんへの支援から見えた課題

介護保険の基本

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前回の記事で昇開した8050問題の家庭👇

8050問題は、80代の親と50代の子が同居し、子どもが長期にわたり引きこもりや無職状態にあることで、生活困窮や介護の課題が深刻化する問題です。

今回は同居の長男さんにお金の話をすることや、就労支援の提案の難しさについて、現場で感じたことを交えながら紹介します。

長男さんに就職はしないのか聞いてみました

この間、包括支援センターの社会福祉士さんと一緒に訪問しました。

8050問題はとても身近なことで、包括支援センターにもたくさんの相談があるそうです。

bon
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最初から「長男さんの就職について」というわけにはいきませんので、包括支援センターの方からは「高齢者の見回りをしています」という名目で来ていただきました。

色々と話をしていく中で“生活費は足りているのか?“という話に持っていきました。

長男さんは「今のところ、突発的な支出がなければなんとか…」と言われます。

別居の長女さんは「貯金もそんなにないから、今後どうやって生活するのか心配です」と言われます。

そこで、私から「長男さんはお仕事はされないんですか?」とサクッと聞いてみましたところ

「父親を置いて仕事に行ったら色々と心配なので…」とのこと。

なので、「お父さんがデイサービスに行っているときに、2~3時間でもお仕事をしてみたらどうか」と提案してみました。

長女さんも、「もう何年も仕事をしていなかったんだから、慣らすためにも短い時間でもいいから仕事をしてみたほうがいい」と言われます。

社会福祉士さんからは「就労支援をしてくれるところがあるので、一度話を聴いてみたら?」と。

でも、長男さんは「自分が仕事を始めて、父親が具合が悪くなって、仕事を休んだら迷惑をかけてしまうから今の状態では仕事はできない。施設に入ったりしてお金が使えなくなったら仕事を始めようと思います」と言われます。

たぶん、長男さんは働くことや他の人と関わることが怖いんだなと感じました。

結果、この日は、就労支援の話も最後まで聞いてもらえず・・・

長男さんの気持ちが固まらないまま話が終わりましたが、焦らずに今後も信頼関係を築きながら、関りを続けていくことが大切だと感じました。

bon
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長男さんは、仕事ができない理由をお父さんのせいにして、なんとか回避しようとしているように見えました。

何かの原因があって仕事をしないんだろうなと思いますので、今後の長男さんへのアプローチは社会福祉士さんメインにした方がよさそうです。

長男さんは、仕事をすること自体に抵抗があるようでした

長男さんと4人で話をしていると長女さんが感情的になってしまうので別の場所で長女さんに話を聴きました。

長男さんは、高校まで普通に卒業できて大学進学をしたけど途中で退学したとのこと。

その後は定職につけず、コンビニのバイトを転々としていて、父親からも「早く仕事をした方がいい」と言われていたけど、なかなか仕事をしてくれなかった。と聞きました。

また、長女さんから「恐らく生活費は足りていなくて貯金を切り崩しているけど、そんなにたくさん貯金もあるわけではないので、今後どうしていくのか不安です。どうにかして仕事をして1万でもいいので稼いでほしい。との想いを伝えられました。

bon
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長女さんの想いも聴き、社会福祉士さんは、持ち帰って今後の対応を検討するとのこと。

長男さんが仕事をするという気持ちに持っていくまでが、大変そうです。

まとめ

長男さんの就労支援のこととか生活のことは、包括支援センターの社会福祉士さんの力を借りないと解決できません。

長男さんが自立した生活を送れるような道筋がたてられるように包括支援センターにつなげたので、今後は包括支援センターの方メインで長男さんの支援はしていただくことになります。

8050問題は、家族だけでは抱えきれない課題です。

ケアマネジャーも含め、支援者同士がつながることで、少しずつ前に勧めるケースもあると感じるのでできる限りのことはしていきたいと思っています。

bon
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お父さんが施設入所となったら、途端に長男さんの生活費がなくなるので、それまでにどうにか少しでも解決の道が開ければと思っています。

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