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施設に入居されている、93歳の女性のお話です。
ちょっと苦しいお話ですが、現実によくあることだと思いますので、ぜひ読んでみてください。
キーパーソンの長男さんが突然入院して、下半身不随になりました
キーパーソンだった長男さんが急に入院したと、長女さんから連絡をもらいました。
しかも、下半身付随で、いつ退院できるのかもわからないし、リハビリをしても回復できるのかもわからない状況でした。
それまで、お母さんのことは「長男さんが全部見てくれているから大丈夫なんだな」と、そう思っていました。
でも、キーパーソンが変わって、長女さんから内情を聞いて、初めて分かったことがあります。
お母さんは国民年金のみで、貯金も施設の支払いなどで使ってしまってない。
貯金がなくなった後は、施設の費用など足りないお金は、長男さんが工面して払っていたということでした。
その長男さんが、病気で入院し、当然ですが収入は途絶えてしまいました。
長男さんは自営でお仕事をされていて、年齢は65歳です。
お母さんと同じく国民年金を少しだけもらっているとのこと。
「このままでは、お母さんの施設生活は続けられない。」と、長女さんもどうしたらいいのか分からず、ただ不安そうな顔をしていました。
お母さんの施設生活を続けるために、生活保護の受給を提案しました

私はケアマネとして、まず「今できる現実的な選択肢」を整理しました。
・お母さんは施設の住所に住民票を移す
・生活保護を申請する
・あわせて、長男さん自身のことも保護課に相談する
制度の話をすると、「そんなことしていいんですか?」「迷惑じゃないですか?」そう言われることがよくあります。
でも、生活保護は困ったときに使うための制度です。
長女さんには、93歳のお母さんは、若いころからずっと農業をして、たくさんがんばってきた方なので、今こそ生活保護を利用させてもらう時ですとお伝えしました。
国民年金は多くてももらえる金額は5~6万円。
この年金額では、どこの施設にも入ることができません。
家族だけで限界まで頑張って、また誰かが倒れてからでは、もっと大変になります。
私がそうお伝えすると、長女さんはすぐに区役所へ行き、手続きを進めてくれました。
結果、お母さんは生活保護を受給でき、施設での生活を続けられることになりました。
「本当によかったです」そう言って、長女さんが少し泣きそうになっていたのを今でも覚えています。
そして、長男さん自身も、将来の生活が不安だったはずです。
今回お母さんの生活が継続できることで長男さんも安心されたと聞きました。
今後は、長男さんの生活面の相談を保護課にしていくことも大切だということと、お手伝いできることがあれば、私にも相談してもらうように長女さんにお伝えしました。
介護は、一人が支えているように見えて、実はとても不安定なバランスの上に成り立っていることがあります。
だからこそ、キーパーソンが誰なのか、お金はどう回っているのか、“もしものとき”に何が起きるのか…
ケアマネは、そこまで見ておく必要があると私は思っています。

生活保護は「困ったときに使う制度」で、受給するためにはお住いの市区町村の保護課に申請が必要です。
申請は本だけではなく、家族でもできます。必要な状況かどうかは申請後に保護課が判断してくれますし、相談にも乗ってくれますよ。
まとめ
介護は「今なんとかなっている」だけでは続きません。
困ったときは、制度に頼ること、相談すること、抱え込まないこと。
色んなことを一緒に考えるのが、ケアマネの役割だと思っています。




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