住宅型有料老人ホームを簡単解説
私が施設長をしている施設は【住宅型有料老人ホーム】です。
雇われ施設長です
住宅型有料老人ホームは、入居される方の住む家を提供する施設です。
イメージとしては集合住宅ですね。
なので、入居したらお手伝いが必要な分、ヘルパーを使ったり、デイサービスに行ったり、福祉用具を使ったりして生活を送るんですが、施設なので常時介護職員や看護職員がいるのでとても安心だと思います。
住宅型有料老人ホームは、訪問介護事業所(ヘルパーのことです)が併設していたり、デイサービスが併設していたり、訪問看護が併設していたり・・
施設によって様々な形態があります。
その施設に入居することになったら、併設している事業所をできるだけ使ってほしいと施設側は思っていますし、施設によっては使わないと入居できないところもあったりします。
料金としては、前回お話ししたとおり、居室料+食費+管理共益費と介護保険料を使った分だけと、医療費とおむつ代とその他消耗品代ですね。それと自費サービス料金がかかるところもあります。
私が勤務している住宅型有料老人ホーム
私の施設は市内の中でもとても安い料金設定なので、要介護3の方でだいたい合計11万円/月でおさまりますし、自費サービス料はもらっていません。
入居料もいただいていません。
併設している事業所は訪問介護事業所のみです。
なので、訪問介護は併設のところを使ってもらっていて、ケアマネジャー、デイサービスや福祉用具、訪問看護などはご本人やご家族様が自由に選んでもらえます。
ほかの住宅型有料老人ホームの例として
■必要な福祉用具は施設で購入するので、介護保険料の限度額ぎりぎりまでデイサービスのみを利用してください。
なんて施設もあります。
行きたくないデイサービスに毎日行くのが苦痛だと思う方もおられますね。
■要介護2までの方は管理共益費が高いのに、要介護3以上だとぐっと安くなるので介護度が高い方はお得になる料金設定になっている施設もあります。
こんな料金設定なっているのは、あんまり言うと突っ込みが入りそうですが・・
要介護3以上の方が入居すると、介護保険料で儲かる(介護保険限度額が高い)ので、こういう料金設定になっているんです。
おのずと入居している方の介護度が高くなるので、施設に入ったらお友達を作りたいとか、楽しみを見つけたいと思っている方は、おしゃべり相手がいるのかどうかなどをしっかり確認してくださいね。
やっぱり見学に行って直接聞くのが一番!
上記はほんの数例ですが、施設によってサービスも料金も本当に様々です。
そして、その施設ごとに、本当に様々な特色があります。
なので、やっぱり実際その施設に行ってちゃんと見て、しっかり説明をしてもらうのが一番です。
入ってからこんなはずじゃなかった!と思うより、事前に見学に行って、施設の人になんでも聞いてみて、ケアマネージャーの意見も聞いてみてください。
できればケアマネージャーと一緒に見学に行って、施設の方ともより具体的に話ができれば心強いですよね。


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