【ケアマネ解説】|デイサービスとデイケアの違い|介護保険で使える通所サービス完全ガイド

介護保険の基本

デイサービスとデイケアの違いの基本と現状について説明します

デイサービスとデイケアの基本の説明

デイサービスは「通所介護」とも言い、機能訓練や食事や入浴など日常の世話をおこなってもらえます。

どちらかというと生活に密接したようなイメージですね。

デイケアは「通所リハビリテーション」とも言い、身体機能の維持や生活機能の向上を目的としてリハビリ専門職によるリハビリテーションを受けることができます。

どちらかというと医療寄りなイメージです。

どちらのサービスも、利用したい曜日とか利用時間はある程度本人が決めることができます

デイサービスの現状はこうなってます

デイサービスは一日の定員が10人以下のところから、40人以上を定員にしているところまで、一日の利用人数の規模も様々です。

リハビリに特化したデイサービス

最近は、デイサービスでもリハビリの専門職がいるところ増えています

徒手と言われる、リハビリ前のマッサージなんかもしてくれたりして、本格的です。

また、運動するための立派なマシンが置いてあるところもあるんですよね。

リハビリ特化型のデイサービスと掲げているデイサービスなんかは、食事や入浴はなしで、午前中のみ、午後のみの短時間で、とにかくリハビリと運動のみを提供しています。

普通のジムも顔負けのすごいマシンや、マッサージ機をそろえているところもあります。

娯楽・エンタメが充実しているデイサービス

あとは、娯楽が充実しているところも多いですね。

カフェのように飲み物のメニューがあって、好きなものを注文できるところとか

麻雀やカラオケ、シアタールーム、お顔のマッサージをするためのエステがあるところもあります。

ご飯のメニューを選べるところもありますよ。

私が知っているところは、追加料金を払うと海老天丼とか鰻とかも頼めるところがありました。

それぞれ特色がありますので、きっと皆さんが想像しているよりも、今どきな感じになっています。

いままで通りのデイサービス

従来通りの、ゆっくりまったりしたデイサービスもあります。

本人は日中のんびり過ごしたいけど、家族的には心配だから日中デイサービスに行ってもらうと安心というときはこのタイプがいいと思います。

デイケアの現状はこうです

デイケアは言うまでもなく、リハビリの先生が多く在籍しているので、一人10分~20分くらいマンツーマンでリハビリをしてくれるところが魅力ですよね。

今は、リハビリだけに留まらず、色々な楽しみを提供できるよう工夫を凝らしているところもあります。

外出のレクレーションをしたり、季節ごとのイベントを充実させたり、お食事にこだわっているところとか、施設ごとにすごく頑張っていると思います。

ただ、デイケアは、少人数でのところは少なくて、だいたい一日の定員が40人以上、多ければ100人近い定員でされているところが多いです。

その他のデイサービスの種類について

デイサービスは、通常のデイサービスのほかにも種類があります

認知症対応型デイサービス

ここは、認知症という診断が下りている方が利用できるデイサービスです。

一日の定員が12人以下となっているので、手厚くケアがしてもらえます。

一日の利用単価は、普通のデイサービスより少し高いですけどね。

例えば、認知症がひどくて一時もじっとしていられない方とか、大声を出される方とか通常のデイサービスでは本人が落ち着かないかな、と思うときはこちらを提案することが多いです。

スタッフの皆さんも、認知症の方の対応が上手な方が多いですね。

地域密着型デイサービス

これはですね、地域住民に特化したデイサービスとなります。

簡単に言うと、地域密着型デイサービスの所在地と自分の住民票があるところが一緒じゃないと利用できません

一日の定員は18名以下です。

なので、認知症対応型デイサービスと同じで単価が少し高いです。

内容は通常のデイサービスとほとんど変わらず、それぞれに特色を持って運営されています。

特別養護老人ホームに併設したデイサービスのメリット

特養の一角でデイサービスを運営されているところがあります。

特養併設のデイサービスのなにがいいかというと、「今後ここの特養に入りたい!」と思っているのであれば、ちょっとだけ優遇してもらえたりします

もちろん、「特別に優遇します!」ってことではなくて

同じレベルの方がいた場合、デイサービスに通ってきてくれている方のほうが、その方の人となりが特養側もわかっているので、受け入れやすいですよね。

おまけに、本人も通いなれたところなので、特養に入所となっても安心できると思います。

なので、ケアマネジャーとしては、近いうちに特養に入りたいという希望がある方に関しては、特養の申し込みをすると同時に、そこのデイサービスに通うことを提案しています。

まとめ

デイサービスかデイケアを使いたいなと思ったら、まずはケアマネージャーに相談してください。

ケアマネージャーは、デイサービスもデイケアもたくさん見学に行って知っています。

なので、ケアマネジャーに聞いた方が早いし、色々考えて、その方に合った事業所を3か所くらい紹介します。

そして、実際一緒に見学に行った方がいいですね。

そして、本人が「行きたい!」と思ってくれたところに行けるようにします。(私はそうしています)

面倒かもしれませんが、実際に見学に行ってそこの雰囲気を感じて選ぶのが一番ですよ。

ご家族がお父様、お母様のために探す時も、ご本人に合ったところを探してもらうようにケアマネさんに伝えてみてくださいね。

見学が面倒であれば、とりあえず行ってみて「なんか違うな」と思ったら、改めて別のところを探してもらってもいいと思います。

月の途中でも変更することはできるので、遠慮せずにケアマネジャーに相談しましょう。

一番いけないのは、イヤだなと思いながら通い続けることですからね。

デイサービスもデイケアもたくさんありますので、必ず自分に合うところが見つかると思いますよ。

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