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介護用のベッドを検討するとき、ご家族からよく聞かれる勘違いがあります。
ケアマネとして、現場で多い勘違いを3つまとめました。
介護用のベッド(特殊寝台)については👇の記事で詳しく説明しています。
介護用のベッドを使うと、寝たきりになってしまう
普通のベッドやお布団では、立ち上がるときや起き上がるときにあちこち痛くて一人では動けない方っていますよね。
お布団から起きれないから、毎回家族が手伝わなくちゃいけなくて、家族も腰を痛めてしまうとか…
床から立ち上がる動きは、普通に動ける私たちが思うより、足腰に負担がかかります。
介護用のベッドは、その方の足の長さに合わせて高さを変えることができるので、立ち上がりが楽になります。
また、介護用のベッドに本人が握りやすい手すりをつけることで、更に楽になります。

これって、今介護保険で言われているいわゆる【自立支援】ってやつです。便利なグッズを使うことで、一人でできることが増えるってすごいことなんですよ!
本人が一人でできることが増えると、介護をしている人にとってもいいことだらけですよね。
ベッドなんてどれも一緒だから、わざわざ介護保険でレンタルしなくてもいい
介護用のベッドは、なんで介護保険でレンタルできるようになっているかと言うと、普通のベッドより使い勝手いいからなんです。
当たり前ですよね。
まずは、👆の記事のように、高さが変えられたり、背もたれのところが上がったりします。
背もたれのところが上がると、起き上がるときに楽だし、万一ベッド上で食事をとらなければいけなくなったときに便利です。
そして、介護用のベッドにはたくさんの付属品があって、それもレンタルできます👇
手すりやマットレスもその人の使いやすいものに変更できるし、そうすることで、より安全に寝起きできるし、快適に眠ることができます。
おまけに、レンタルだと汚れたり、合わなくなったりしたらすぐに交換もしてもらえます。

ケアマネとしては、自宅での動きをよくするためにも、ベッドで寝たきりにならないためにも、介護用のベッドの利用をおすすめしています。
ベッドからの起き上がりが大変になると、起きるのも嫌になる方が多いですからね。
ちなみに、福祉用具をレンタルした方がいいのか?購入がいいのか?は👇の記事に書いていますので参考にしてください。
誰にも相談せずに、家族が使うベッドを決めてしまう
介護用のベッドは種類がたくさんあるし、付属品もたくさんあります。
ご家族が本人のことを一番わかっているというのは承知のうえで言いますが、やっぱり専門家にアドバイスをもらって介護用のベッドや付属品を決めた方が絶対にいいんです。
自宅での動きや、家族がどんな時に介助をしているのか、そしてベッドを設置する場所も改めて考えた方がいいときが多いです。

面倒かもしれませんが、ぜひケアマネや福祉用具業者、もしデイサービスやデイケアに通っているのならそこのリハビリの専門家などにアドバイスをもらったうえで、使用する介護用のベッドを選ぶようにしてくださいね。
まとめ
介護用のベッドは、本人に楽をさせて、筋力を低下させると思われているご家族もおられますが、逆です。
介護用のベッドを使うことで、本人が一人でできることが増えるし、家族の負担は軽減できるし、いいことがたくさんあります。
でも!要介護2~5の方しかレンタルできないので、注意してくださいね。
要支援1、2と要介護1の方に関しては、自費レンタルをする方法もありますので、ケアマネに相談してみてください。
👇に自費レンタルについて説明してますので参考にしてください。

自宅で介護をされていると、自分流でがんばってしまうご家族が多いですが、便利なものはどんどん使って、自宅での介護を快適にしていきましょう。



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