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はじめに
リハビリパンツ（紙パンツ）は、「ちょっと失敗しやすくなってきた」方にぴったりの介護用品です。
布パンツのような自然な履き心地で安心感があり、外出や夜間のトイレも慌てずにすみます。
この記事では、使い始めるタイミング・種類・正しいサイズの測り方・選び方まで、わかりやすく解説します。
リハビリパンツ(紙パンツ)とは？
リハビリパンツは、紙パンツのことです。
布パンツとテープ式おむつの、中間的存在だと思ってください。
ちょっとした排泄の不安がある方でも、布パンツから移行しやすく、違和感が少ないのが特徴です。
紙のパンツは、年齢を問わず、快適に過ごすための選択肢なんです。
リハビリパンツ(紙パンツ)を使い始めるタイミング
トイレが心配で外出がおっくうになってきた時
私が、ケアマネージャーとしてお勧めするタイミングの一つ目は、「トイレが心配で外出がおっくうになってきた」と言われたときです。
家にいる時は布のパンツ、外出する時はリハビリパンツ(紙パンツ)って、履き分けたらいいと思いませんか？
外出した時に、パンツがぬれると恥ずかしい思いをするから、外出しないのは、どんどん身体の機能が衰えていくだけです。
トイレに行きたいときに行けないと漏れてしまうって思ったり、実際にちょっとだけ漏れたりすることは、年を重ねていくとだれでも経験します。
そんな時に気軽にリハビリパンツ(紙パンツ)を履いてみてください。
布パンツと併用することで、外出の不安が減り、行動範囲が広がりますよ。
夜トイレに行きたくなって漏れてしまうこととか、間に合わなくて失敗することがある時
夜間、寝ぼけて起きられずトイレに間に合わないことがある場合は、夜だけリハビリパンツを着用するのがおすすめです。
安心して眠れるようになり、日中の活動も元気に行えるようになります。
寝る時だけリハビリパンツ(紙パンツ)を履くようにしたら、安眠できます。
下着やパジャマを汚して、余計な洗濯物を増やすこともないですし、トイレに行くことが気になってゆっくり眠れないのはもったいないです。
「まだ早いかな？」と迷った時の考え方
本人も、家族も、まだまだリハビリパンツ(紙パンツ)なんて早いんじゃないか？と思いますよね。
「ちょっと失敗があるけどまだ大丈夫かな？」と感じているときに、上手にリハビリパンツ(紙パンツ)と布のパンツを履き分けたら、生活の質も上がります。
ちょっとの失敗が、本人のプライドとか自尊心を傷つけることもあるので、それを予防するつもりで使ってください。
排泄の失敗がひどくなった時に勧めるよりも、ちょっと失敗くらいの時に勧める方が言いやすいと思います。
ご家族から言いにくい時は、ケアマネージャーを使って言ってもらうのも一つの手ですね。
あんまり深く考えずに、「新しいパンツを買ってきたよ」くらいの軽い感じで伝えてみるといいと思います。
サイズの測り方（簡単ステップ）
正しいサイズ選びをしないと、漏れてしまうことがありますのでしっかり測って、各メーカーのサイズ表を見て選んでくださいね。
- ウエスト：腰骨～へそ下あたりを一周測定
- 太もも回り：足の付け根部分を一周測定
- サイズ表と照合：各メーカーのサイズ表を確認
- 試着：隙間・ズレ・締め付け感がないかチェック
リハビリパンツの種類について
リハビリパンツ(紙パンツ)も色々と種類があって、超薄型から長時間タイプまで、たくさん種類があります。
超薄型、薄型：日常の外出用に履きやすく、布パンツと同じ感覚で履けて、軽やかで目立ちにくい
(例)ユニ・チャーム「ライフリー リハビリパンツ」の薄型軽快パンツは、排尿2回分を吸収してくれます。
ライフリー 薄型軽快パンツ M 22枚×4個
まずは、薄型を使ってみると、使い心地がわかると思いますよ！
サイズも色々あるので、自分に合ったものを選んでくださいね
長時間、夜用：吸収力重視なので、寝る時に安心
(例)ユニ・チャーム「ライフリー リハビリパンツ」の尿とりパッドなしでも 長時間安心パンツは、排尿7回分を吸収してくれます。
リハビリパンツ(紙パンツ)のメーカーのホームページとか、お店とかでみてみると、一人で外出できる方は超薄型とか、介助が必要な方は長時間用とか、夜用とか、その方によって使い分けられます。
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各メーカーによってもたくさん種類がありますので、選ぶ時の参考にしてください。
パッド併用型といって、リハビリパンツに、尿取りパッドを敷いて使用することもできます
より安心感があり、漏れた場合もパッドのみを交換したらいいのでコストも減らせます。
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※尿取りパッドもたくさん種類があるので、尿量に合わせて購入してくださいね。
実際に私が履いてみた感想
私は、ケアマネージャーと高齢者施設の施設長も兼任しているので、施設の中でリハビリパンツ(紙パンツ)やオムツの使い方をメーカーの方から研修として受けることがあります。
その時に、リハビリパンツ(紙パンツ)を履く体験を何度かしています。
確かに、履くときはちょっと恥ずかしいですけど・・
私が履いてみた超薄型は、本当に違和感がありませんでした。
その上にズボンをはいても、リハビリパンツ(紙パンツ)の形がわかることもなくて、履いてるよと言わないとわからないくらいです。
デメリットはないの？
デメリットとしては、長い時間履いていると、履きなれていないので、夏は蒸れて暑いかもしれないですね(;’∀’)
それと、リハビリパンツ(紙パンツ)の値段も、現在の物価高で上がっています。
まとめ
リハビリパンツ(紙パンツ)は、年齢を重ねていくと必要になる時がでてきます。
排泄の失敗は、誰にでもありますからね。
とは言っても、リハビリパンツは最初は抵抗があると思います。
でも、ちょっとした不安が生活の制限にならないようにする大切なケアアイテムです。
臨機応変に使い分けることで、ご本人もご家族の心も軽くなると思いますよ。
F＆Q
Q1：布パンツとリハビリパンツはどっちがいい？
汚れてしまっても、捨てればいい手軽さから紙パンツを選ぶ方が多いです。
ただコストはリハビリパンツの方がかかりますよね。
Q2：1回の排尿目安ってどのくらい？
だいたい150mlが目安です。
リハビリパンツの吸収量は、各メーカーが表示している吸収回数を参考にしてくださいね。
Q3：おすすめブランドは？
私の施設ではユニ・チャームを使っています。
サイズ展開や着脱のしやすさは使いやすいと思います。
履いてみて、気に入ったブランドを使われるのが一番ですよ。
↓デイサービスやデイケアについての記事も書いてますので、よかったら読んでみてください↓
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